5歳未満は、1ヶ月バイオリン・レッスンに参加できない?


未経験親が「最強の自宅コーチ」になる秘訣(3)


対象年齢が「5歳以上」の理由

1ヶ月バイオリン・レッスンの対象年齢は5歳以上と設定しています。大人の説明を理解できて、1ヶ月後の発表会に間に合うよう練習を継続できる年齢として、5歳を目安にしています。
 

一方で

「4歳じゃダメ?」
 
「3歳だけど参加させたい」

 

という声もありますので、年齢に対する考え方をご紹介します。
 
 

年齢に関する質問へのこたえ

 
先に結論からお伝えすると、

 

5歳未満でも参加できます。実際、これまで何人もの4歳さんが「1ヶ月レッスン」に参加して、課題曲を弾けるようになりました。

 
 

4歳さんも、発表会の舞台に立っています


 
 
ただし、

 
2歳や3歳など年齢が低いと、1ヶ月で1曲完成しないかもしれません。というのも、1回30分のレッスン時間のうち、2歳や3歳さんがレッスンに集中できるのはせいぜい5分。本人は自発的にバイオリンを弾く気はなく、親が講師の説明を聞いて終わり、という例が大半です。
 

気が向いたタイミングならバイオリンに触って弾く真似をしてくれるかもしれませんが、気が向かなければ2歳や3歳さんにとってバイオリンは「つまらないおもちゃ」と同じです。
 

うちの子はバイオリンに興味があるみたい、と思う場合でも、バイオリンをおもちゃとして遊びたいのであって練習には興味ないというケースが大半です。
 

1ヶ月で1曲完成させるには、1日10分の練習を毎日続けることが前提となっています。毎日機嫌の良い時を見計らって練習させるだけでなく毎日続けるとなると、親にとっても結構な労力です。

 
 

2~3歳の場合のオススメの方法

「バイオリンを始めるには、2歳とか3歳とか、早いのほうがいいのではないの?」
 

と思うかもしれません。
 

低年齢で始めた場合は、急成長を求めずじっくり長く続けていくならいいのですが、上で説明しているように、「1ヶ月後に1曲弾く」という目標は現実には高すぎて届きません。
 

「でもバイオリン見ると楽しそうだし・・・」と思う場合は、1曲完成させることに拘らず、バイオリンに触ること・レッスンに参加することを習慣化する、という目標に変えましょう。
 

少しずつ練習に慣れさせて「楽しい」と思いながら練習を続けられるようになるには時間がかかります。その時間の経過に耐えられないのは子どもではなく実は大人のほう。
 

ましてや周囲に2歳、3歳からバイオリンを始めた子がいる場合は「なんでうちの子は弾いてくれないの!」と焦るかもしれません。
 

親の根気が折れた・・・というのなら、あと数年待ってあげたって遅くはありません。今から始めたいなら、レッスン時間の大半は無駄になってもいい、毎日の習慣を作れればいい、と目標値を低く設定しましょう。
 
 

4~5歳の場合のオススメの方法

「じゃあ4歳なら、5歳児とほぼ同じことできるのでは?」
 
「5歳だけど、精神的にはもっと幼いかも」

 
と思う場合は、その子の性格や意欲から判断してあげてください。4歳、5歳の場合は、バイオリンを弾きたい意欲があって1ヶ月で弾ける子と、バイオリンやりたいと言っても実際に触ってみると興味を失う子と、きれいに分かれます。
 

どちらが優れているということではなく、成長過程の個人差だと思ってください。

 
見た目の優雅さからは分かりにくいのですが、バイオリンを構えてみると重くて痛いうえに、最初から理想の綺麗な音はでません。

 
5歳以下の子ども場合は、いちど体験して「やっぱりバイオリンはいいや」と心変わりすることも珍しくありません。今はまだ漠然とした憧れだけで、毎日練習を続けるほど本気でないなら、毎日の練習は苦痛になってしまいます。

 
4歳、5歳の場合は、最初は単発バイオリン講座に参加して、子どもが練習に興味を持てるか、練習を毎日続けられるか試してみることをお勧めします。

 
実際、小学生も含めて多くの親子が単発バイオリン講座を受けた後に1ヶ月レッスンを申し込んでいます。

 
毎日の練習では、課題曲を弾くほかに、調弦などの準備や、楽器が傷まないよう必要なお手入れもしなくてはなりません。単発バイオリン講座では、バイオリンを弾く以外に、必要な準備や片付けも全部体験するので、単に勢いで「バイオリンやりたい」と言っているだけなのか、本当にバイオリンへの興味が強いのか、子どもの本気度が分かります。
 

単発バイオリン講座で「今は無理かな」と思った場合でも、少し期間をあけて、もう一度試してみてください。とくに4歳、5歳くらいだと、思い通りにならないことに対して苛立ってしまい、憧れより苛立ちが強くて興味を失うことは珍しくありません。
 

まだ精神的に未熟な年齢ですからそれは仕方のないことですが、成長とともに「バイオリンはすぐには良い音が出ない」「毎日の練習が必要」という事実を受け入れられるようになります。子どもの成長には個人差がありますから、少し時間を置くだけですんなりバイオリンを始められることもあります。
 

子どもはどんどん成長しますので、「今なら始められるかな」というタイミングを見極めて、上手に導入してあげてください。

 
 

5歳さんのレッスンの様子


 
 
 


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