コントラバスだけ形が違うのは、なぜ?


ゾウさん管弦楽団の音楽便り
コントラバスだけ形が違うのは、なぜ?
コントラバス奏者・後藤桃



コントラバスだけ、形が違うの知ってる?


 

こんにちは、コントラバス奏者の後藤桃です。

 

楽器体験では子ども達に人気の大きな弦楽器、コントラバス。

 

コントラバスと同じ弦楽器には、小さい順に、バイオリン、ビオラ、チェロがありますが、コントラバスだけこれらと少し形が違うって知っていますか?

 

どこが違うかというと、まず、楽器本体の肩の部分の形が違います。

 

バイオリン、ビオラ、チェロは肩の部分が丸く張り出していますが、コントラバスはなで肩。この違いはコンサートでも紹介しているので、実際に見た人も多いと思います。

 

そしてもう一つ。バイオリン、ビオラ、チェロ、コントラバスはいずれも、楽器の先端にある糸巻きを使って弦の張り具合を調整するのですが、コントラバスの糸巻きにだけ歯車がついています。

 

さらにこれらの弦楽器を並べて正面から見ると、バイオリン、ビオラ、チェロの糸巻きは左右に突き出ていますが、コントラバスの糸巻きは楽器の後ろに向かって突き出しているので、正面からは見えません。

 

ではなぜコントラバスだけ他の弦楽器と違いがあるのでしょう。

 

その答えは、弦楽器の歴史にあります。

 

現在の弦楽器が誕生する前、それぞれの弦楽器には先祖となる楽器がありました。

 

バイオリン、ビオラ、チェロの先祖は、共通の楽器なのですが、コントラバスだけ起源となる楽器が違ったのです。そのため、現在でも形や糸巻きに違いが残っています。

 

コントラバスの先祖は「ヴィオローネ」という弦楽器です。

 

ヴィオローネはギターに近い特徴があり、ギターと同じく弦は6本張ってありました。各弦の基準となる音もギターと同じ。現代のコントラバスは基本的に弦が4本ですが、それぞれの弦の基準となる音は今もギターと同じままです。

 

時代とともに楽器も少しずつ形を変えて、今の姿があります。

 

少しでも楽器の背景が分かると、楽器って面白いなと思いませんか?次回、コンサートにコントラバスが登場したら「楽器の肩と糸巻き」にも改めて注目してみてください。

 
 
 


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